COTENラジオのガンディー編とヒトラー編を聞きました。
このCOTENラジオの人たちは、この同世代に生まれたガンディーとヒトラーを対比するように語っている点が面白かったです。
まずはガンディー編。今回、私が特に印象に残ったポイントは3つあります。
大器晩成
対立関係そのものをなくすという考え方
歴史から学べることは「過去に起きなかったことが未来も起きないわけではない」ということ
今日はその話を書いてみたいと思います。
ガンディーは最初からすごい人ではなかった
ガンディーが最初からすごい人物ではなかったそうです。
むしろ全然うだつの上がらない人でした。
弁護士になったものの、法廷で緊張してしまい、まともに話せずに逃げ出してしまう。
仕事も取れない。
幼少期も特別優等生というわけではなく、悪いこともしていたそうです。
私たちは歴史上の偉人を見ると、
「最初からすごかったんだろう」
と思いがちです。
でも実際にはそうではない。
COTENラジオでも言っていましたが、本当に大きなことを成し遂げる人は意外と大器晩成型が多い、と。
私はもう40代ですが、この話を聞いて少し勇気をもらいました。
まだまだ大器晩成だと思って頑張ろうと思います!
ガンディーが見つけた「対立をなくす」という発想
ガンディーは最初、弁護士として成功できませんでしたが、
ある時、論理的に情報を整理したりロジカルに考えることは得意だと気づきます。そこから仕事が得意になっていきますが、
次に、「真理」に気づきます。
それは、
「そもそも対立関係をなくそうと努力すれば全てうまくいく」
ということでした。
当時の弁護士たちは、相手を攻撃したり、対立を煽ったりしていました。
その方が争いが長引くので仕事になる。
しかしガンディーはそこに違和感を持ちます。
本当にやるべきことは、
どちらかを勝たせることではなく、
そもそも対立関係そのものをなくすことではないか。
そう考えたそうです。
結果として彼の仕事は増えていき、収入もめちゃくちゃ上がります。
これは本当に興味深い話でした。
「どうやって勝つか」
ではなく
「どうやったら争わなくて済むか」
を考えた。
これが後の非暴力・不服従運動の原型に繋がっていったのでしょう。
これは本当に仕事にもそのまま当てはまると思います。
会社経営でも、人間関係でも、家族でも、
誰かを論破することより、
そもそも対立が起きない構造を作る方が価値がある。
見習いたい。
歴史上起こらなかったことが未来も起こらないということはない。
今回、一番心に残った言葉があります。
ガンディーは、
「非暴力で自由や権利を勝ち取った例なんて歴史上存在しないのでは?」
と非難されましたそうです。
まぁ、そりゃ言われますよね。
それに対して彼は、
「歴史から学べることは、歴史上起きなかったことが未来永劫起きないわけではないということだ」
という趣旨のことを答えたそうです。
かっこいい!
確かにそうです。
歴史を振り返ると、
「そんなこと絶対無理だろう」
と思われていたことが次々に起きています。
こないだ聴いてた幕末編もそうです。
薩摩や長州藩とかが幕府を倒すなんて人数上は不可能です。
高杉晋作の奇兵隊だって、最初は数十人です。
普通に考えれば勝てるわけがありません。
それでも歴史は動いた。
技術もそうです。
飛行機も、インターネットも、スマートフォンも、AIもそうです。
昔の人から見ればあり得ないことばかりです。
だから、「今までなかったから無理」ではない。
そして、歴史を動かしてきた人たちは常にその無謀なチャレンジを乗り越えてきて、その先人たちの道の上に今我々がいる、と。
なぜ人はガンディーに会うと味方になるのか
もう一つ面白かったのは、ガンディーに会うとみんなガンディー派になってしまうという話です。
これは恐ろしい能力ですよね、、、笑
最初は反対していた人も、会って話すと支持者になってしまう。
正直、そんなことある?と思います。
でも事実そういう話が残っているのなら、巨大な宗教を立ち上げる人たちはそのような何か力を持っていたのかもと思います。
また、ガンディーの考えを聞いていると少し分かる気もします。
ガンディーは、インドのためにも自分のためにも活動していたわけではないからです。
イギリスを倒したいわけでもない。自分が勝ちたいわけでもない。
インドが勝てばいいわけでもない。
そうではなく、
「世界はこうあるべきだ」
という信念で動いている。
だから相手も、
「自分たちを攻撃しているわけではない」
と感じたのかもしれません。
もしこれが悪人だったら本当に恐ろしい能力だったと思います。
ヒトラーとの対比が興味深い
COTENラジオではガンディーとヒトラーを対比していました。
同じ時代。
同じように大衆を動かした人物。
しかしやり方は真逆でした。
ガンディーは愛と共感を使う。
ヒトラーは怒りと憎しみを使う。
ガンディーは対立をなくそうとする。
ヒトラーは対立を作り煽る。
ガンディーは非暴力。ヒトラーは暴力。
ヒトラーも最初からエリートではありません。むしろうだつの上がらない人物でした。
しかし彼には一つだけ圧倒的な才能がありました。
演説です。
人の怒りや不安を刺激し、感情を煽る能力です。
当時のドイツは第一次世界大戦後の混乱の真っただ中でした。
莫大な賠償金。ハイパーインフレ。失業。社会不安。
人々は怒りのぶつけ先を探していました。
そこへヒトラーが現れ、その演説に引き寄せられた。
これは単純に、その独裁者が悪いとは言い難い問題だと感じます。
もし同じ状況になれば、私たちも同じような人に引き寄せられるかもしれない。
今後それをまた起こさないために、「人はそのような性質がある」ということを理解することが大事なのだと。だからこそ歴史を学ぶ意味があるのだと思いました。
民主主義の目的は何か
最後に印象に残ったのは民主主義の話です。
民主主義というと、
みんなで話し合えば素晴らしい答えが出る仕組みだと思っていました。
しかしCOTENラジオでは、民主主義の本質はそうではないと言います。
民主主義とは、
最善を生み出す仕組みではなく、
最悪を防ぐ仕組みである。
確かにそうかもしれません。
独裁の方が早い。
ベンチャー企業もそうです。
優秀な経営者が全部決めた方がスピードは出ます。
国家も同じでしょう。
しかし、その優秀な人が間違った時に止められない。
それがヒトラーのような事態につながる。
民主主義は効率が悪い。
決まらない。
時間がかかる。
でも、それでも必要なのは、
最悪の暴走を防ぐためなのかもしれません。
今回のガンディー編とヒトラー編を聞いて、
私は歴史というより、
人間とは何か、
組織とは何か、
社会とは何かを学んだ気がします。
そして最も大きな学びは、
「対立関係をそもそもなくすようにする」
これをトライしてみたいと思います。実現方法はよくわからないですが、常に肝に銘じて考えてみます。
ガンディーは、サティヤグラハ、は行動でしか示せない、と言っていたそうです。
行動で示せるように頑張りたいと思います。
