今回はひょんなことで勧められた「マチルダは小さな大天才」という子供向けの本を見てみました。子どもの頃にこれを読み、次々とマチルダが図書館の本を読み尽くしていくのをみて「私ももっと本を読みたい」と思って読書家になった。という人の話を聞いて、僕も読んでみたいと思って買いました。この本は、まだ4〜5歳の女の子マチルダが主人公です。彼女は天才少女で、読み書きがとても得意。大人でも難しい暗算や掛け算を軽々とこなし、有名な文学作品も読みこなしてしまいます。しかし残念なことに、両親は本を読むのが大嫌いで、いかさままがいの商売で稼いでいる犯罪的な人たち。本も買ってくれないし、子供のことも大切に思っていません。「本を読むなんてくだらない」と言うような親です。この物語の面白いところは、そんな環境に置かれた天才の子が、知恵を働かせてなんとかしのいでいくという点です。話の構造自体はわりとシンプルですが、とても痛快さがある。悪いやつがとてもわかりやすく描かれていて、両親もそうですし、校長先生も極悪キャラ。お下げ髪の子どもが気に入らないと、その髪をつかんで振り回して遠くに投げ飛ばす、なんて信じられない行為をします。そんな悪者たちを、マチルダが頭を使ってやり込めていくのが痛快で楽しいです。最終的にはちょっとした超能力まで身につけてしまいます。実際に読んでみて、とても気持ちが良かったです。。親や周りの人に全く認められていないのに、天才だと証明される姿に僕も嬉しくなるし、彼女が評価されると本当に自分のことのように嬉しい気持ちになりました。やっぱり「悪い奴をなんとかする」という話は、人間みんな好きなんだろうなと思いました。特に最近重い本ばっかり読んでたので、たまにはこういうストーリー、とてもいいですね。また、挿絵もとても可愛い。すごくおすすめです。全部に振り仮名が振ってあるので、僕の小学生の子どもたちにもそのまま渡せば読める、というのも素晴らしいなと思いました。大人になって子ども向けの本を読んで「何やってるんだろう」と少し思う気持ちもありましたが、たまにはこういう本を読むのも楽しい。子どもの頃に出会えていたらもっとよかったなとも思いました。お子さんたちにおすすめです。