以前「移動する人はうまくいく」という本を読んだが、その著者の長倉 顕太さんの本です。読書家になりたい僕としては、「本を読む人はうまくいく」というタイトルは魅力的だ。より読書家になるモチベーションを高めるために読んでみました。決められない・動けない根源的な理由著者は、「答えはひとつ」と教育されているから、と言っています。世界は、仕事は、プライベートは、正解なんて無限にある。むしろ正解なんてない。なのに正解を探しちゃうから、決められない、動けない。その解消のため読書が必要だと。我々は知らなすぎる。だから知識が必要。知れば知るほど知らないことがわかる、と。だからもっと読むのが良いと。その通りだと思う。知れば知るほどより知らないことがわかる。日々読書してそれを感じる。完全に同意。でも、読書した方が決められる・動ける。というのは若干違和感がある。知らない方が決められたり動けたりしないかな?中途半端に知っちゃうと、リスクに気付いちゃったり難しさに気付いちゃったり、他の人の迷惑に気付いちゃったりして、動けなくならないかな。僕は最近読書をしていて、読書すればするほど、いろんな人がいていろんな考え方があるんだなーと気づく。自分が何も知らなかったんだなーと気付かされる。でも、その分、極端な思想が取りにくくなるような感覚もある。いろんな立場の人の気持ちに気づいてしまうと、偏った意見は言いにくくなる。なので、バカの考え休むに似たりで、何も考えず思いつきで決めちゃって猪突猛進の方が行動はできるのではと思ったり。著者の意図はそういう意味ではないのかな。その辺の上部の知識だけではなく、しっかりと判断できるレベルで知識をつけていくことが大事という意味かも。迷ったら右この著者は以前「移動する人はうまくいく」という本を書いていた。これについては共感を大いにするものの、自分は壊滅的な方向音痴(さらには電車音痴)なので日常的な移動は嫌だなーと正直思っていた。(自分はリモートワークの時代になったので独立できたようなものです。ほんとに助かった。)なので、友人が海外に行ったりするときに思い切って会いにいく、など大きなイベントの時の移動だけは積極的に行う、にとどめておいた。しかし、この本で、この著者は「重度の方向音痴」だということが判明した。それなのに移動する人はうまくいく、なんて本を書いてたのか!すごい!しかも方向音痴なので、「迷ったら右にいくと決めている」と言っている。なんだそのルールは!僕と同等かあるいはそれ以上の方向音痴な可能性がありそう!これは自信につながる。そんな人が移動するのが良いというならば、僕も移動をもう少し前向きに捉えよう。本を読むよりまずはキャラ設定著者はこう言っています。「本を読むから「本を読む人」になるのではなく、「本を読む人になる」から本を読めるようになる。」これは名言ですね。その通りだと思います。僕はこれはたまたまできていました。そのおかげでこの1〜2年は本を読めるようになりました。毎日ランチタイムには、カフェに本を持って行きます。紙の本です。なので、店員さんもそれをみて、「今日は何読んでるんですか?」と話しかけてくれます。そうするうちに、最近は「本を読む人」と認定されて、感想を聞かれたり、本をお勧めされるようにもなります。結果、僕ももっと本を読みたくなる。そして最近は少しずつ読書家に近づいています。継続しよう!「小説を読む有効性」を多くの研究が証明しているらしいです!なるほど!僕は小説を以前はほとんど読まなかったんですが、最近は読むようにしています。できるだけランダムに自分が手に取らないようなジャンルを。これはいろんな刺激になりました。最近読んだ、柚木麻子さんのBUTTERは面白かったです。いまは「らんたん」を読んでいます。村田沙耶香さんの世界99やコンビニ人間も面白かった。今までに読まないジャンルだったので、自分の世界が明らかに広がる感覚を得ました。ものの考え方の軸が増える感じです。この著者にも小説の有効性を後押しされたので、これからも小説も手に取っていこうと思います。