こんにちは。「タスク管理アプリ」を「費用を抑えて開発する方法」について書いていきたいと思います。例えば、Trello(トレロ)やAsana(アサナ)、Backlog、Jiraなど、世の中には様々なタスク管理のツールがありますよね。全く同じものであれば既存のツールを使えばいいので作る必要はありませんが、何かの特別な用途に向けてカスタマイズした専用のオリジナルのタスク管理アプリが作りたい、という需要は結構あるかと思います。もし、タスク管理アプリを作りたいとなったら、どんな方法があるでしょうか?ゼロからスクラッチで開発した場合には、数千万円以上の大きな費用がかかってしまいます。しかしノーコードなどを使うことで、シンプルなものであれば簡単に作ることも可能です。期間も1ヶ月前後、コストも10分の1以下に抑えることもできます。これは魅力的ですよね。ということで、今日はタスク管理アプリをノーコードで作る方法について書いてみたいと思います。そもそもタスク管理ツールとは?タスク管理ツールは、日常的な業務やプロジェクトにおいて、タスクや予定を効率的に管理し、組織や個人の生産性を向上させるためのツールです。様々なタスクをリスト化し、期限や優先度を設定したり、進捗状況を把握したりすることができます。これにより、タスクの見落としを減らし、タスクの進行状況を把握しやすくし、作業の効率化やタスクの遂行を支援します。具体的な用途は以下のような感じです。プロジェクト管理例えばTrelloやAsanaを使用して、プロジェクトの進捗管理を行うことができます。プロジェクトごとにボードやプロジェクトタスクを作成し、担当者や期限を設定します。タスクの進行状況を逐一確認し、未完了のタスクや遅延しているタスクを把握することで、プロジェクト全体の進行をスムーズにコントロールできます。タスク共有とチームコラボレーションチームで共同作業を行う場合、TrelloやAsanaを使用してタスクを共有し、メンバー同士の進捗や意見の共有を行うと便利です。チームメンバーはタスクにコメントや添付ファイルを追加することができ、リアルタイムで状況を把握し合いながら進めることができます。TrelloやAsanaのようなタスク管理ツールに向いているノーコードツールは?では、TrelloやAsanaのようなタスク管理ツールを開発するのに向いている手法とツールは一体どんなものがあるでしょうか?がっつりプログラミングして、こういったツールを作ると、それこそTrelloやAsanaを0から開発する場合と同じような金額になるため、数千万あるいはそれ以上の開発コストがかかってしまいます。ただ、シンプルなものであれば、ノーコードを使うことで十分対応が可能だと思います。もちろん要件・目的次第だったり、機能の複雑性にもよりますので、目的に合わせたツール選定が必要です。今日は代表的な以下の3つのノーコードツール、Adalo、Bubble、FlutterFlowを紹介したいと思います。ノーコードAdalo(アダロ)ノーコードのアダロは非常に簡単にアプリを作ることができるツールです。iOS、Androidのネイティブアプリ、そしてWebアプリを同時に作ることができるのが強みです。例えば、非常にシンプルなToDoアプリなら、あっという間に作ることができます。時間もコストもかけず素早くMVPを達成したいのであればおすすめのツールです。ただ、Trelloのような小気味良いカードを移動させるようなUIだったり、カンバン方式を再現したような洗練されたUIを作りたいと考えると、Adaloでは難しそうです。複雑なロジックや使いやすいUIを求める場合は、他のツールの方が適しているかもしれません。しかし、シンプルにタスク管理するだけを目的にToDoアプリを作りたいと思うのであれば、MVP・プロトタイプ版としてまずAdaloで試してみるのも良いと思います。Adaloのタスク管理ツールのテンプレートAdaloはデフォルトで以下のようなタスク管理のテンプレートを備えています。これならばそれほど時間をかけずに開発できるため、まずはAdaloで試してみた上で目的を達成できるかを判断し、必要に応じて他のノーコードツールを使うかスクラッチで開発するか、、、などを検討していくのがいいかもしれません。bubble.io(バブル)ノーコードのbubble(バブル)は非常に高機能なWebアプリを作れるツールです。ノーコードとは思えないほど複雑なロジックにも対応できますし、綺麗なデザインを反映できることも強みです。また、レスポンシブデザインにも対応しており、PC用ウェブサイトもモバイルでのWebアプリも両方同時に作ることが可能です。さらに、様々なテンプレートも用意されています。日本国内でもスタートアップがbubbleを使って資金調達を行ったりと、実績が増えてきており、ノーコードの中ではかなり実績があり安定もしていますので、信頼性のあるツールとして地位を確立してきています。基本的にはネイティブアプリではなく、Webアプリ用のツールなのですが、Webでも問題がない場合であれば、bubbleを第一候補として検討に入れるのが良いのではないでしょうか。bubbleのタスク管理ツールのテンプレート例以下はtaskyというbubbleのタスク管理ツールの例です。PCでもモバイルでもレスポンシブに使えるテンプレートです。これをベースに機能拡張していくことでコストを抑えつつ素早くアプリをつくることができます。https://bubble.io/template/tasky---project-management-1484131124251x761301487060779000FlutterFlow(フラッターフロー)FlutterFlowはiOSアプリやAndroidアプリのネイティブアプリを作成できるほか、Webアプリも作成可能です。Webアプリはレスポンシブに対応しており、PCでもモバイルでも見られるような形で作成できます。このツールは強力なノーコードかつローコードツールで、他のノーコードツールと比較しても複雑なロジックも実現できます。GUIでFor文やif文の実装も可能であり、部分的にローコードとしてロジックをコーディングすることもできます。さらにソースコードを出力して、ネイティブアプリとしてFlutterアプリとして続きを作っていくことも可能です。FlutterFlowにはタスク管理アプリのテンプレートも用意されており、それらを流用することで非常に高機能なアプリおよびWebアプリの両方を同時に作成することができます。ただ、他のノーコードツールと比較して複雑な機能を実装する場合にはある程度の時間を要すること、また学習にも時間がかかることは否めません。しかし、それでもスクラッチ開発と比較し開発時間を大幅に削減できる点は間違いありませんので、ぜひFlutterFlowを選択肢に入れ検討してみてください。FlutterFlowのタスク管理ツールのテンプレート例こちらはFlutterFlowの「Responsive Kanban Board App」というカンバン方式をイメージしたタスク管理ツールです。綺麗にレスポンシブ対応がなされていて、モバイルアプリでもPCWebでも閲覧可能なように仕上がっています。タスクのステータスを未処理、作業中、完了と変えることでタスクの状況を見える化できるようにしています。テンプレートでここまで仕上がっているのは素晴らしいですね。また、こちらのテンプレートは「Drag & Drop Kanban Board」というテンプレートで、Trello(トレロ)のようなカードをドラッグしてステータスを変えるUIのテンプレートです。このUIは作り込みたくなる気持ちよさなので、テンプレートがあるのは嬉しいですね。FlutterFlowのタスク管理ツールテンプレートのYoutube動画解説はこちらYoutubeでも解説してるので興味のある方はこちら%3Ciframe%20width%3D%22560%22%20height%3D%22315%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2FSMs56jvSBrk%22%20title%3D%22YouTube%20video%20player%22%20frameborder%3D%220%22%20allow%3D%22accelerometer%3B%20autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20gyroscope%3B%20picture-in-picture%3B%20web-share%22%20allowfullscreen%3D%22%22%3E%3C%2Fiframe%3EノーコードでTrelloのようなタスク管理ツールの開発:まとめ今日はノーコードでtrelloやAsanaのようなタスク管理ツールを開発する方法について説明してきました。Adalo、bubbleやflutterflowなどのツールにはそれぞれにメリットとデメリットがあります。その中で、目的に合わせて取捨選択していくことが重要ですね。ノーコードはそれぞれ得意不得意があるため、目的に合っているかどうかを考えることが非常に重要です。特に目的を明確にすることで、そもそもその機能が必要ない場合もあるかもしれません。目的から要件を整理していくプロセスはやはり欠かせないですしアプリ・Web開発において最も重要です。何かそういったところで困ったことがあったら、気軽に相談してくださいね。アプリ・Webサービスの開発の無料相談はこちらAdalo、bubble、flutterflow、STUDIOなどのノーコードツールを使うことで、リスクを抑えて低コストでスピーディにビジネスアイデアを形にすることができます。弊社はスタートアップ・新規事業向けにコストを抑えた最速のアプリ・Webサービスの開発、さらにはサービス立ち上げのコンサルティングから提案を行なっております。また、法人向けにノーコードのスクール事業を通して内製化のサポートも行っています。アプリ、Webサービス、LPなどの構築に興味のある方は、こちらからご気軽にご相談ください。