「X(旧ツイッター)みたいなSNSアプリを作りたい」「特定の業界向けのインスタグラムみたいなアプリを作りたい」「クローズドなコミュニティ内でX(旧Twitter)みたいにツイート(ポスト)、コメント、フォロー、いいねができるSNSアプリの作り方を知りたい」そんなご要望をよく聞きます。特定のコミュニティや組織の中でコミュニケーションをとるような方法を考えていくと、自然にそういう「インスタやXみたいなアプリ」に近づいていきますよね?とはいえ、インスタやTwitterなどのアプリの作り方はスクラッチ開発と呼ばれるやり方で莫大な費用をかけて開発されています。それと同じものをゼロからプログラミングして作るのは大変です。スクラッチ開発は通常、数千万円あるいはそれ以上のコストが必要です。ではシステム開発費用を抑えて安く「SNSアプリ」を開発できる作り方は無いのでしょうか?そこで登場するのが「ノーコード」です。例えばノーコードのFlutterFlowという技法を用いて以下のようなX(旧Twitter)みたいなアプリを作ることもできます。今日は「インスタやX(旧Twitter)みたいなアプリ」をノーコードを用いて開発コスト・費用を抑えて素早く作る方法について解説していきたいと思います。まず、作りたいSNSアプリの具体的な機能を明確に。まず一言で「SNSアプリ」とか「インスタみたいなアプリ」「ツイッターみたいなアプリ」と言っても幅が広いです。インスタグラムやX(旧Twitter)にはさまざまな機能が詰め込まれており、長い年月をかけてアップデートされ今の形になっています。ですが、それと同じものを作る・・・となると膨大な費用がかかってしまいます。反面、機能を絞るとシンプルにコストをかけずに作ることも可能です。ですので、まずは作りたいSNSアプリの機能を明確にすることが大事です。機能を明確にすることで、その作り方が決まってきます。SNSアプリの機能一覧の例試しに機能を洗い出してみました。一般的に以下のような機能がありますよね。プロフィールの管理: ユーザーアカウントに関連する情報の管理、編集、公開設定などフォロー/アンフォロー: 他のユーザーをフォローすることによって、投稿を閲覧できるようにする。フィード: フォローしたユーザーの投稿を表示するタイムライン投稿: 自分の情報、写真、動画、コメントなどを投稿できる。いいね: 他のユーザーの投稿に「いいね」をつける。コメント: 他のユーザーの投稿にコメントを残す。メッセージング: ユーザー同士のプライベートメッセージのやりとり。ハッシュタグ: 投稿に関連するトピックを示すためのハッシュタグを使用。通知: 「いいね」やコメント、フォロー、メッセージなどに関する通知を受け取る。検索: アカウント、ハッシュタグ、ロケーションなどを検索することができます。他にも色々あると思いますし、実際の開発のための要件定義であればもっと細かく出す必要がありますが、ざっくり書き出してみました。「SNSアプリを作りたい」と言ってる方はこんな機能をイメージしてる方が多いと思います。上記の前提で、開発費用を抑えられるSNSアプリの作り方を考えていきましょう。SNSアプリの格安・爆速での開発依頼はこちらSNSアプリをスクラッチで開発するなら数千万円以上まず、スクラッチ開発(ゼロから開発する手法)で開発する場合の作り方を考えてみましょう。ガチでインスタみたいな機能、品質、パフォーマンス、セキュリティレベルを求めるなら当然ゼロからプログラミングして開発する「スクラッチ開発」が必要です。スクラッチ開発とは?スクラッチ開発とは、何かのパッケージを使ったりノーコードで作ったりするわけではなく、エンジニアがゼロからプログラミング言語を用いてアプリを開発する作り方です。いわゆる通常のアプリ開発、システム開発ですね。それには数人〜数十人もの熟練のエンジニアが何ヶ月もかけて作る必要があり、当然、多くの人件費がかかります。結果、数千万円〜という大きな費用がかかることになってしまいます。その代わり、スクラッチ開発なら理論上はどんな機能も実装できます。(ただし、お金と時間が潤沢にあるならば、、、です。。)特に、「インスタやTwitterみたいなアプリ」はめちゃくちゃ高機能ですので、同じものを作りに行くならその時間とコストは膨大です。では予算の少ないスタートアップや新規事業、または中小企業が、小さいマーケット向けにインスタやTwitterみたいなアプリを開発したい場合はどういった作り方を選択できるでしょうか?「ノーコード」を用いた作り方なら格段にコストを抑えられるノーコード開発という言葉を聞いたことがあるでしょうか?ノーコードはプログラミングを行わずアプリを開発する作り方で、コストを抑えて素早く開発することが可能です。期間でいうと、プログラミングしたら半年から1年かかるものを1ヶ月程度まで短縮できます。人数も、数名〜数十名のチームで開発するスクラッチ開発に対し、ノーコード開発では1〜2名の開発が一般的です。その結果、開発コストも十分の一程度まで圧縮することができます。ノーコード開発とは何か:メリット・デメリットやツール選定方法、開発事例も紹介ノーコード開発の定義ノーコード開発とは、プログラミングをしなくても、アプリケーションやウェブサイトを構築できる開発手法のことを指します。従来の開発ではプログラミングを行う(=「コード」を書く)ことが必須でしたが、ノーコード開発では視覚的なインターフェースを使用し、ドラッグ&ドロップなどの操作で簡単に開発を進められます。プログラミングをすることをコードを書くとも言いますが、「コードを書かない」ので「ノーコード(No Code)」、という意味ですね。ノーコードツールには、テンプレートやウィジェットなどが事前に用意されているため、複雑なプログラムを書く必要がなく、プログラミング技術を習得したエンジニアではなくても開発に取り組めるのが特徴です。スクラッチ開発とノーコード開発の違いスクラッチ開発は、全てのコードをゼロから書くことでシステムやアプリを作成する伝統的な手法です。コードをゼロから書くので、高い自由度と柔軟性を持ち、時間とお金さえあればどんな機能でも実装できますが、やはり開発には時間とコストがかかります。一方、ノーコード開発ではプラットフォーム上の既存の機能を活用し、短期間で開発を完了させることが可能です。簡単なアプリやシステムであれば、スクラッチ開発に比べて大幅に効率化できる一方、複雑なカスタマイズが難しい場合があります。ノーコード開発とは何か:メリット・デメリットやツール選定方法、開発事例も紹介ノーコードでもインスタやX(旧Twitter)みたいなSNSアプリを作れるの?そんな便利なノーコードですが、前述の通り、一定の機能的制約があるのは否めません。では、ノーコードでインスタやX(旧Twitter)みたいなアプリを作れるのでしょうか?答えはYesでもありNoでもある。ノーコードは安く早くできますが、なんでもできるわけではありません。この作り方でインスタグラムと同じクオリティを求めるというのは無理があります。しかし、機能や用途をある程度絞るならば、ノーコードでも問題なく開発することができます。そもそも、インスタと同じことができることが必須ではないケースも多いです。一部の機能はノーコードでできない部分があっても、要件を工夫することで代替え案で実装することで問題が解決することが多いですね。予算の少ないスタートアップや新規事業はぜひノーコードでSNSアプリの開発を検討してみてはいかがでしょうか?ノーコードでのSNSアプリの格安開発の無料見積もり・ご相談はこちらSNSアプリを開発できるおすすめノーコードツール3選ではインスタやTwitterみたいなアプリをノーコードで開発したい場合は、具体的にどんなノーコードツールを使えば良いでしょう?ここでは具体的におすすめのノーコードツールについて書いていきたいと思います。Adalo(アダロ)まず、一つ目はAdaloです。このツールは非常に優秀で、Webアプリやネイティブアプリ(iOSやAndroid)を一度に作成することができます。アプリなので、プッシュ通知や位置情報の確認・取得も可能です。また、SNSアプリとしては一通りの機能が実装可能で、テキストや画像の投稿、閲覧、検索、詳細表示、お気に入り・いいね、フォロー、簡単なチャット機能などが利用できます。開発スピードも非常に早く、コストも非常に低いです。さらに、デザインのテンプレートも豊富に用意されているため、デザイナーでなくても一定レベルの美しいアプリを作成することができます。ただし、柔軟性にはかなり制限があり、複雑な機能が必要だったり凝ったUIを求める場合には向いていないことが多いです。もう少し複雑な機能が必要な場合はBubbleやFlutterFlowを使うのが良いかもしれません。ただし、MVPやスタートアップの最初のプロトタイプとしてであればまずAdaloを検討してみるのはいかがでしょうか?【ノーコードAdaloとは?】ネイティブアプリを簡単に作れる「Adalo(アダロ)」を徹底解説!bubble(バブル)次に、2つ目はBubbleです。このツールは非常に強力なWebアプリ作成ツールで、かなり複雑なロジックにも対応できます。また、デザイナーが作った美しいデザインも柔軟に反映させることが可能です。レスポンシブデザインにも対応しているため、PC用のデザインとスマホ用のデザインを作成することができます。弱点としては、基本的にはWebアプリ用のツールであり、ネイティブアプリの作成は得意ではありません。ただし、アプリである必要性がそこまで重要でなければ、まずはWebアプリとしてBubbleを試してみることを強くおすすめします。なぜなら、ノーコードの中では最も安定しており、複雑な機能の実装も可能なBubbleは、スタートアップやMVPにはぴったりだからです。さらに、次のフェーズでユーザー数が増えた場合でも、そのまま利用可能な安定したツールだと考えています。新規サービスを作る際には、まずはWebアプリで対応可能かどうかを検討し、その上でBubbleを選択肢に入れてみることをおすすめします。Bubble開発実績はこちらFlutterFlow(フラッターフロー)FlutterFlow(フラッターフロー)は、ネイティブアプリ開発からWebアプリ開発まで、レスポンシブな対応も完璧にこなす非常に強力なノーコードツールです。このツールはGoogleが提供しており、かなり複雑なロジックも組むことができます。特に、カスタムコードを使うことでより複雑な計算やロジックを実装できるため、相当に複雑なシステムの開発も可能です。バックエンドにはFirebaseが使用されており、安定性と安心感を提供しています。最近では、AIが行動を一部生成したり、AIがコードや画面の一部を生成するなどの機能も追加され、さらなる進化が期待されています。日々のアップデートは激しく、新しい機能が次々と追加されているため、現在最も期待されているツールの一つと言えるでしょう。ただし、日本での実績はまだ少ないというデメリットがあります。しかし、将来的には機能の追加と安定性の向上が期待されているため、複雑なシステムを必要とするネイティブアプリ開発の需要がある場合には、FlutterFlowを検討してみる価値があります。結論として、FlutterFlowはノーコード/ローコードツールとして非常に優れており、幅広いニーズに対応できることがわかりました。将来の発展性にも期待が高まっており、適切なツール選択が重要な要素となっています。FlutterFlowの開発実績はこちらノーコードでのアプリ・Webの開発はどんな実績がある?では、ノーコードで開発されたアプリの実績はどの程度あるのでしょうか?実際に実績があるかどうかは重要ですよね。ここでは弊社で開発したアプリ開発実績を紹介します。ノーコードAdaloの開発実績集こちらのリンクではAdaloで作ったアプリ事例を紹介したいと思います。日本歯科医師会の診断アプリ、アルバイトマッチングアプリ、歯科衛生士検索アプリや留学支援サービスの業務改善アプリなど、様々なアプリ開発実績があります。ノーコードAdaloの開発実績例はこちらノーコードbubbleの開発実績集こちらのリンクではbubbleで作ったアプリ事例を紹介したいと思います。ホテル予約システム、AI(チャットGPT)を用いた外国人求職者マッチングシステム、AIコンサルツール、不動産エージェントマッチングなどなど、様々な実績があります。Webはやはりbubbleは強いですね。かなり複雑なアプリでもbubbleはこなせてしまいます。ノーコードbubbleの開発実績例はこちらノーコードFlutterFlowの開発実績集こちらではFlutterFlowの開発事例を紹介します。サウナ好きのコミュニティアプリ「サウナカマ」、保育士向け「スキマバイトマッチングアプリ」、マップやルート検索機能を持つ「見守りアプリ」や、シンプルなホットペッパービューティーのようなサロン検索アプリ、などの実績があります。FlutterFlowはノーコードですがローコードでもあるため、かなり本格的なアプリ開発も可能です。ノーコード(ローコード)FlutterFlowの開発実績はこちらその他アプリ開発事例はこちら弊社のその他のノーコード/ローコードアプリ開発事例は以下にまとめてありますのでご覧ください。【ノーコード】ノーコード開発のアプリ成功事例16選!ツールの選び方も説明します!ノーコードアプリはどうやって開発する?さて、では実際にノーコードで作ろうとした場合はどうやって開発すれば良いのでしょうか?ここでは具体的なSNSアプリの作り方の手段を考えていきましょう。自分で勉強して覚えるまずお金がかからない方法としては自分で学習する方法です。ノーコードはプログラミングを覚えるのと比較すると圧倒的に短時間で覚えられますので、自分でアプリの作り方を勉強して習得できてしまえばコストもかからないのでお得です。ただ、簡単とはいえそれなりのITリテラシーと一定の勉強時間は必要です。ドキュメントや情報が十分でなかったりしますし、日本語情報も少ないため、海外のサイトを見ながら学ぶ必要も出てきます。ただ、ノーコードなのでプログラミングと比較し学習が簡単だとはいえ、インスタやTwitterみたいなアプリは結構複雑なので、その作り方をマスターするにはそれなりの時間もかかります。手っ取り早く覚えたいならスクールの活用もありかもしれません。ノーコードAdaloスクールまずは自分で試しに学んでみて、向き不向きを見てみるのがいいでしょう。ノーコードFlutterFlowで「ゼロからX(Twitter)クローンアプリを作ってみよう」の動画もあります↓%3Ciframe%20width%3D%22560%22%20height%3D%22315%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2Fd2tJ4Cy46Hw%3Fsi%3DSn5ACPrJc4NCrzyz%22%20title%3D%22YouTube%20video%20player%22%20frameborder%3D%220%22%20allow%3D%22accelerometer%3B%20autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20gyroscope%3B%20picture-in-picture%3B%20web-share%22%20allowfullscreen%3D%22%22%3E%3C%2Fiframe%3E外部に発注するお金があったら発注するのが一番手っ取り早いです。ノーコードは学習に時間がかからないとはいえ、独学だけでインスタやTwitterみたいなSNSアプリのような複雑なアプリの作り方を学習し自在に作れるようになるためには、数ヶ月、あるいはそれ以上かかってしまうかもしれません。反して、発注してしまえば1ヶ月で作ってリリースすることも可能です。外注するとお金はかかりますが、それでもスクラッチ開発と比較すると1/10以下になったりもしますので、ある程度の予算があるならば外注を検討する方がビジネススピードを加速させ、ビジネスチャンスを逃さないことに繋がります。ただ、開発会社の選定は難しいです。見積もりが会社によって違うので比較しにくいですし、とはいえ安いところに発注してしまうと踏んだり蹴ったりの悲惨な目に合います。。開発会社(ベンダー)選定の難しさとはいえ、ベンダー選定の難しさはノーコードに限らずスクラッチ開発でも変わりません。ノーコードの場合、金額も安くなるのでスクラッチ開発よりリスクが小さく抑えられるので、まず小さく発注してリスクを抑えることになりますし、ノーコードの方が柔軟な対応が可能です。予算、期間、ベンダー選定などを加味して判断を検討しましょう。ノーコードでのアプリ開発の進め方の無料相談はこちらノーコードでのSNSアプリの開発:まとめ今日はノーコードでインスタグラムやX(旧Twitter)みたいなSNSアプリの作り方について書いてみました。ノーコードをうまく使うことで、スタートアップ・新規事業のビジネスを加速させることができます。コストメリットだけではなく、開発スピードがあがるのも大きなメリットですね。スタートアップは予算が少ないことが普通なので、ノーコードでの開発も視野に入れ開発を検討してみてくださいね。アプリ・Webサービスの開発の無料相談はこちらAdalo、bubble、FlutterFlow,STUDIOなどのノーコードツールを使うことで、リスクを抑えて低コストでスピーディにビジネスアイデアを形にすることができます。弊社はスタートアップ・新規事業向けにコストを抑えた最速のアプリ・Webサービスの開発、さらにはサービス立ち上げのコンサルティングから提案を行なっております。また、法人向けにノーコードのスクール事業を通して内製化のサポートも行っています。アプリ、Webサービス、LPなどの構築に興味のある方は、こちらからご気軽にご相談ください。