こんにちは。今日は、カレンダー機能を持ったアプリの作り方について書いていきたいと思います。カレンダーは、さまざまなアプリでよく使われますね。イベントアプリや予約管理のアプリなど、あらゆる場面で利用されると思います。しかし、通常、スクラッチで(ゼロからプログラミングして)アプリを開発する場合、ゼロから作ると数千万以上の大きな費用が必要で、期間も半年以上かかることが一般的です。そんな大きな予算はスタートアップ、新規事業でMVP検証を行いたいと思ってる人たちにとっては無理ですよね。ですが、ノーコードを利用することで、コストを大幅に抑えることが可能であり、1/10程度にまで削減することも可能です。反面、ノーコードには制約もあることも事実です。では、カレンダーアプリをノーコードで作る場合、どんな制約があるのでしょうか?また、どのような種類のノーコードがカレンダー機能を持ったアプリの作成に利用できるのでしょうか?今日は、それについて解説していきたいと思います。アプリに求められるカレンダー機能に求められる機能とはでは、カレンダーアプリにはどのような機能が求められるのでしょうか?例えば、イベント管理アプリでは、アプリ内にイベント情報が表示され、カレンダー上でいつイベントがあるかが示される機能がよくあります。また、予約アプリでは、カレンダー上で予約可能なスロットが表示され、ユーザーは選択した日付に予約を入れることができる仕組みが求められると思います。今日は、これらの機能を実現するために適したノーコードツールはどれか、を3つのノーコードツールを例に挙げて解説していきたいと思います。カレンダーアプリを作る場合のノーコードツール毎の比較カレンダー機能を持ったアプリを作る場合、どのノーコードツールが適しているでしょうか?それはどのようなカレンダー機能が必要なのか、その複雑性はどんなものか、アプリなのかWebなのか、など様々な情報を複合的に検討し判断する必要があります。ここではAdalo、bubble、FlutterFlowの例で説明していきたいと思います。カレンダーアプリ:ノーコードAdalo(アダロ)の場合まずはノーコードツールのAdalo(アダロ)についてみてみましょう。Adaloは非常に簡単かつ迅速にアプリを作成することができるツールであり、MVP(Minimum Viable Product)やスタートアップに適しています。特にノーコードの中でもコストを抑えて素早くアプリを作ることが可能であり、ネイティブアプリも作成できるという点が特筆されます。ただし、「カレンダー機能」に焦点を当てると、現在のAdaloにおいてはカレンダーコンポーネントは存在しますが、柔軟性にはやや欠けるという課題があります。特定のイベントの日付をカレンダーに表示することはできますし、そこから詳細画面に遷移することも一応可能ですが、使い勝手があまり良くなく、カレンダーを用いた予約システムなどは現時点ではやや困難です。将来的にAdaloが拡張される可能性もありますが、現時点では別のツールを検討する方が良いかもしれません。カレンダーアプリ:ノーコードbubble.io(バブル)の場合お次はノーコードツールのbubble.io(バブル)について話してみます。このツールは非常に強力であり、ノーコードとは思えないほど複雑で高機能なWebアプリを作成することができます。カレンダー機能に焦点を当てても、bubbleでは非常に複雑な条件のカレンダー機能を作成することが可能です。以下のスクリーンショットはホテル予約システムのカレンダー機能であり、ホテルの予約システムは非常に複雑で、範囲の期間や予約を希望する機関を指定して検索する必要があります。さらに、各機能ごとに機関ごとのシーズン、価格、割引などの要素も関与し、料金計算もカレンダーの期間と合わせて行う必要があります。非常に複雑な要素ですが、Bubbleを使用すれば実装することができます。ただし、Bubbleは主にWebアプリの作成に特化しており、ネイティブアプリの作成は得意ではありません。基本的にはWebアプリを作成するツールと考える方が良いでしょう。ただし、アプリが必要な場合でも、Bubbleを使用することを諦める必要はありません。実際には、Webアプリでも目的を十分に達成できるケースが非常に多く存在します。その場合、ネイティブアプリを作るよりもWebアプリを作る方が開発コストが低くなり、ストア申請などの管理コストも小さくなります。ですので、まずはBubbleを使用してカレンダー機能を搭載したWebアプリを作成することを検討してみることをおすすめします。カレンダーアプリ:FlutterFlow(フラッターフロー)の場合3つ目は、ノーコードツールのFlutterFlow(フラッターフロー)についてですね。このツールは非常に強力なノーコードおよびローコードツールであり、ネイティブアプリやWebアプリの開発が可能です。Googleが開発したツールであり、バックエンドはFirebaseを利用しています。また、複雑なロジックに関してはローコードでカスタマイズすることが可能であり、ソースコードを抽出してFlutterの開発に切り替えることもできます。FlutterFlowは非常に魅力的なツールです。ただし、他のノーコードツールと比較すると学習コストや実装時間が長くなるというデメリットがあります。それでも、他のツールに比べて圧倒的に高いクオリティを持ち、スクラッチの開発と比較するとコストが少なくて済むため、非常に大きなメリットがあります。今回のテーマであるカレンダー機能に関しては、一通りの機能が実現できると思われます。カレンダーから日付を選択して予約をしたり、ホットペッパービューティーのような空きスロットにマルバツをつけるような機能も実現可能だと考えられます。複雑なアプリであり、ネイティブアプリである必要がある場合は、FlutterFlowでの開発を検討する価値があります。ノーコードでカレンダー機能搭載のアプリ開発:まとめ今回はノーコードツールを使用してカレンダー機能を作成する方法について書いてみました。ノーコードと一言に言っても色々なツールがあり、ツールによって向き不向きがありますので、自身の目的や実現すべきことを考慮しながら、最適なツールを選ぶことが重要です。ノーコードの魅力はコストを抑えて迅速に開発ができる点ですが、全てのことが可能というわけではない点です。しかし、工夫を凝らすことで自身の目的を実現することも可能です。ノーコードのプロセスにおいて、自分自身のアイデアを具現化するための検討や試行錯誤も面白いものです。ぜひ、様々なノーコードツールを試してみてください。自身のアイデアを形にする新たな方法や可能性が広がることでしょう。お役に立てたことを嬉しく思います。何か質問や疑問があればいつでもお聞きください。アプリ・Webサービスの開発の無料相談はこちらAdalo、bubble、flutterflow、STUDIOなどのノーコードツールを使うことで、リスクを抑えて低コストでスピーディにビジネスアイデアを形にすることができます。弊社はスタートアップ・新規事業向けにコストを抑えた最速のアプリ・Webサービスの開発、さらにはサービス立ち上げのコンサルティングから提案を行なっております。また、法人向けにノーコードのスクール事業を通して内製化のサポートも行っています。アプリ、Webサービス、LPなどの構築に興味のある方は、こちらからご気軽にご相談ください。