コストと時間を抑え、スピーディにアプリやWebサイトを構築できるノーコードは、非常に便利なツールとして最近、多くのスタートアップや新規事業で使われるようになってきました。ただ、その一方でセキュリティへの考え方が気になる点ではないでしょうか。安くて簡単に構築できる分、セキュリティのレベルが低いのではないかと心配される方も多いと思います。今日は、ノーコードの一つ、Adaloのセキュリティについて考えていきたいと思います。

ノーコードのセキュリティレベルは低くない

私は、ノーコードのセキュリティレベルは全体的に低いとは思っていません。理由は以下の通りです。

一部の人々がノーコードのセキュリティレベルが低いのでは?と懸念を持つ理由としては、「プログラミングを行わず、簡単に作成できるからその分セキュリティは低いのではないか」という点が挙げられます。しかし、これを逆に考えてみれば、「では、プログラミングしてスクラッチで作った場合、セキュリティレベルが高いのか?」という疑問が浮かびます。

セキュリティレベルを向上させるためには、優秀なエンジニアが大量の時間とコストをかけて開発し、第三者の専門家にセキュリティテストを依頼し、その結果を元にさらに改善を進めるといった作業が必要です。したがって、スクラッチで開発したからといって、あるいはプログラミングで開発したからといって、必ずしもセキュリティレベルが高いとは言えません。

むしろ、ノーコードツールの方が、優秀なエンジニアがそのフレームワークをあらかじめ作り、ある程度のセキュリティレベルを保証しています。そのため、ノーコード開発者が個別のアプリ開発を行う際、セキュリティについて深く考える必要がありません。フレームワークがそれを担ってくれているからです。これは大きな強みとなります。

その意味で、ノーコードのセキュリティレベルは低くなく、むしろ、無理に低コストで開発したスクラッチ開発の方がセキュリティレベルが低いことが多いと言えます。したがって、この点を注意深く考慮し、適切な判断を行う必要があります。

ノーコードAdaloで行われているセキュリティ施策

では、ノーコードのAdaloではどのようなセキュリティ対策が行われているのでしょうか?

以下海外のサイトでAdaloのセキュリティについても解説していたので紹介します。

https://www.welovenocode.com/no-code-reviews/adalo-review

Adaloで行われているセキュリティ対策について書かれています。
以下は日本語への直訳版になります。ご参考まで。

暗号化されたデータ ストレージ

Adalo は業界標準の暗号化を使用して、アプリ内に保存されているデータを保護します。

定期的なセキュリティ監査

Adalo は、プラットフォームが安全であることを確認するために定期的にセキュリティ監査を受けています。

安全なホスティング

Adalo は安全なホスティング環境を使用してアプリとそのデータを保護します。

アクセス制御

アプリ内にアクセス制御を設定して、承認されたユーザーのみが機密情報にアクセスできるようにすることができます。

パスワード保護

アプリまたはその特定のセクションにアクセスするためにユーザーにパスワードの入力を要求できます。

いかがでしょうか?Adaloも十分なセキュリティ対策がほどこされているように見えますね。

Adaloのセキュリティ:まとめ

スクラッチ開発でもセキュリティレベルが高いわけじゃない

スクラッチで開発した場合、セキュリティレベルはエンジニアのスキルレベルや、かかる時間とコストに依存します。これは、スクラッチ開発が必ずしも高いセキュリティレベルを保証するわけではない、という重要なポイントです。

ノーコードでは一定のセキュリティレベルが保たれる

一方、ノーコードでは誰がどのように作成しようとも、プラットフォーム側で一定のセキュリティが保証されます。そのため、ノーコードのセキュリティレベルは低くないと言え、むしろ高いと評価できます。

これを基に、ノーコードを選択するか、あるいは更なるセキュリティを求めて大きなコストをかけてスクラッチで作成するか、という判断が必要になります。

セキュリティレベルはコストとのトレードオフ。「今」どこまで必要なのか?

ただし、セキュリティは「人間の健康診断」とその対策に似ていて、ゴールがないものです。どこまでも対策することはできますが、その分お金がかかります。一方でアクセス数が少ない小規模なサービスでは、「今」それほど高度なセキュリティが必要なのか?という問題もあります。

例えばスタートアップで小さいマーケットでのMVP検証フェーズであれば、最初から堅牢なシステムを組もうとする必要はまだないかもしれません。逆に金融系の大規模システムであれば最初から最高レベルのセキュリティが求められるでしょう。

コスト(時間や開発費)とセキュリティレベルはトレードオフの関係にあります。求めるセキュリティレベルとその必要性を考慮し、適切な判断を行うことが求められます。

※ノーコードの開発事例については以下もご覧ください。
【ノーコード事例】アプリ開発の成功事例16選!ツールの選び方も説明!

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