ノーコードでアプリをコストを抑えて素早く作りたい...という要望は日に日に増えている印象です。ですが、ノーコードと一言に言っても様々なツールがあり、ツールによって特性が異なり、それぞれメリット・デメリットがあります。目的にあったツール選定は非常に重要です。Adalo(アダロ)とFlutterflow(フラッターフロー)は、ノーコードのアプリ開発において非常に人気のあるプラットフォームです。どちらもネイティブアプリを開発することに特化したノーコードツールですね。では、どちらがあなたの次のアプリ開発に適しているのでしょうか? この記事では、それぞれのプラットフォームの機能、価格、およびどのように選択すべきかについて詳しく解説します。1. 機能の比較1.1 データベースとリレーションFlutterflow(フラッターフロー)とAdalo(アダロ)の両方とも、データベースとリレーションの管理が可能ですが、それぞれのアプローチが異なります。Flutterflowでは、Firebaseを使用してデータベースとリレーションを管理します。一方、Adaloでは、独自のデータベース管理システムを使用し、リレーションタイプの理解を容易にするために、ドキュメントが提供されています。1.2 テンプレートとコンポーネント両プラットフォームとも、アプリ開発を容易にするために、多くの事前構築されたテンプレートとコンポーネントを提供しています。これらを使用することで、開発者はアプリの基本構造を迅速に構築できます。Flutterflowは50以上の事前構築コンポーネントを提供し、Adaloは独自のマーケットプレイスを通じて追加のコンポーネントを提供しています。1.3 サードパーティ統合Flutterflow(フラッターフロー)とAdalo(アダロ)は、さまざまなサードパーティサービスとの統合をサポートしています。Flutterflowでは、Firebase統合、BraintreeやPayPalなどの決済プロセッサー、Google AdMobを利用したアプリ内広告などが利用できます。Adaloも同様に、外部データコレクションやカスタムアクションのトリガーなど、サードパーティサービスとの連携が可能です。1.4 チームコラボレーション両プラットフォームとも、チームメンバーとのコラボレーションをサポートしていますが、提供される機能は異なります。Flutterflowの無料プランでは、チームコラボレーションが提供されます。一方、Adaloでは、ビジネスプランにアップグレードすることで、5つのシートを使ったチームコラボレーションが利用できます。これらのサブセクションにより、機能の比較がさらに詳細になり、読者にとって役立つ情報が提供されることが期待されます。1.5 複雑性と柔軟性Flutterflow(フラッターフロー)とAdalo(アダロ)の両方とも、ノーコードプラットフォームであるため、開発者にコーディングの知識がなくてもアプリを構築できるように設計されています。ただし、両プラットフォームの複雑性と柔軟性には違いがあります。Flutterflowの方が、より複雑な機能やカスタマイズを実現できるとされています。これは、Firebaseとの統合やカスタムAPI、GitHubとの連携など、幅広い機能を提供していることからもわかります。ただし、その分、学習曲線が急であることが指摘されており、開発者はプラットフォームの理解や活用に時間を要するかもしれません。一方、Adaloは、よりシンプルで使いやすいプラットフォームであるため、初心者にもアプローチしやすいと言われています。しかし、それにより、実装できる機能の複雑さや柔軟性に制約があることが指摘されています。特に、大量のデータを扱う際に、パフォーマンスが低下することが報告されています。機能面:Adalo vs FlutterFlow まとめ結局のところ、どちらのプラットフォームを選ぶかは、開発者のスキルレベルやアプリの要件によって異なります。短期間で低コストで簡単なアプリを構築したい場合は「Adalo」が適しているかもしれませんが、長期的にスケーラブルなアプリを目指す場合は、「Flutterflow」の方が適していると言えるでしょう。2. 価格の比較FlutterflowとAdaloの価格は次のようになっています。(どちらも年払いで記載しています。どちらも年払いの方が少し安くなります)FlutterFlowの料金プラン無料プラン: 無料プランで一通りの機能を使うことができます。多くのテンプレートを利用しFirebaseと連携させアプリを組み込むことができます。ただ、APIのエンドポイント数には制約があったり、APKファイルがダウンロードできない、コードをダウンロードできない、GitHub連携できない、などの制約があります。とはいえ、まず学習してみたい、一人で開発を進めたいということであれば問題なく利用できるかと思います。スタンダードプラン: 月額$22で、無料プランのすべての機能に加えて、APKファイルのダウンロード、ソースコードのダウンロードが可能です。プロプラン: 月額$50で、AppleストアとGoogle Playストアへのデプロイ、カスタムAPI、GitHub統合、Firebaseコンテンツマネージャーが利用できます。Adaloの料金プラン無料プラン: 無料プランでも一通りの開発は問題なく実行可能です。ただ、カスタムドメインやストアへの申請ができなかったり、GoogleMapや外部API利用ができないなど制約があります。プロプラン: 月額$52で、AppleストアとGoogleストアに無制限のアプリを公開でき、カスタムWebドメインへの公開、外部データコレクションへの接続、無制限のカスタムアクション、25GBのデータストレージが利用できます。ただアクション数には制限があります。AdaloのApp Actionについてはこちらも参照ビジネスプラン: 月額$200で、20GBのデータストレージ、5つのシート、専用アカウントマネージャーが利用できます。これにより、価格の比較が明確になり、読者にとって役立つ情報が提供されることが期待されます。3. AdaloとFlutterFlowの学習コストFlutterflow(フラッターフロー)とAdalo(アダロ)のどちらを選ぶかは、開発者のスキルレベル、予算、アプリの目的によって異なります。以下に、各プラットフォームが提供する開発者向けのリソースやサポートについて詳しく説明します。3.1 FlutterflowFlutterflowでは、まだまだドキュメントや動画での解説しているサイトが少なく、特に日本語の解説サイトが無いのが実情です。また、ノーコードとしてはかなり複雑性が高く、高難易度な学習ツールになります。学習にもかなりの時間がかかります。完全にIT経験が無い状態で始めるにはかなり難しいと思います。(時間がかかると言っても「ノーコードとしては」かなりかかると言う意味で、スクラッチと比較するとかなりの短時間で開発することができます)3.2 AdaloAdaloもまだまだ日本語のドキュメントや動画解説が少ないのが現状ですが、ノーコードの中ではかなり簡単な方であるため、学習コストが低いのも大きなメリットです。FlutterFlowと比較すると圧倒的に学習コストが低いです。その分、FlutterFlowよりも実装できる機能はシンプルなものに限られますので、そのトレードオフでどちらを選ぶか検討するのが良いでしょう。ノーコードAdaloスクールはこちら結論:AdaloとFlutterFlow、どっちを選べばいいの?FlutterflowとAdaloのどちらを選ぶかは、アプリ開発の目的とスキルレベルによって異なります。機能やスケーラビリティを重視する場合は、Flutterflowがおすすめです。一方、MVPの作成や、ビジュアルなアプリ開発に適しているのはAdaloです。学習の観点では、ITリテラシーがある方であればFlutterFlowから始めるのもありかもしれないですが、そうでないかたはまずは簡単なAdaloから始める方をお勧めします。まとめシンプルなMVPアプリを低コスト・短納期で作りたいならAdalo。機能やスケーラビリティを重視する場合はFlutterFlow。と言った感じでしょうか。いずれにせよ、スクラッチ開発と比較するとノーコードの方が圧倒的に短期間で学習・開発でき、ビジネススピードを加速させられ開発コストも抑えられることは間違い無いです。用途・目的にあったノーコードツールを選択し、試してみてくださいね!アプリ・Webサービスの開発の無料相談はこちらAdalo、bubble、flutterflow、STUDIOなどのノーコードツールを使うことで、リスクを抑えて低コストでスピーディにビジネスアイデアを形にすることができます。弊社はスタートアップ・新規事業向けにコストを抑えた最速のアプリ・Webサービスの開発、さらにはサービス立ち上げのコンサルティングから提案を行なっております。また、法人向けにノーコードのスクール事業を通して内製化のサポートも行っています。アプリ、Webサービス、LPなどの構築に興味のある方は、こちらからご気軽にご相談ください。